介護職で転職を考えているのであれば、施設見学は必ず行っておいた方がいいでしょう。その理由は、ホームページでアットホームなイメージを感じ取れる施設や、面接の方の説明を受けた場合でも、実際に現場を見てみないと本当の施設の様子はわからないからです。もしも施設見学を申し出て断られたとしたら、良好な雰囲気の職場とはいえない可能性もあります。
施設を見学するとき、見ておきたいポイントがいくつかあります。まずは施設全体の雰囲気です。状況が厳しい施設であれば、ピリピリした空気が感じられるでしょう。見学中に職員が気さくに挨拶をしてくれる施設であれば、心に余裕が持てるところであるということが分かります。他にも、トイレがきれいに清掃されているかどうかも、その施設が良い職場であるかを見分けるポイントの1つとなります。施設が2階建て以上の場合には、エレベーターがきちんと設置されているかも確認しておきましょう。
施設見学の際、様子を見ているのは自分自身だけではありません。付き添いの面接担当者も、あなたの見学態度をしっかりチェックしているので注意しましょう。例えば、職員や利用者に自然とあいさつができているか、施設を見学した後に疑問点などをきちんと質問できるかなど、細かなところかもしれませんが面接担当者は採用判断材料としてチェックしているのです。施設見学というのは、面接する側にとってもされる側にとってもとても大切なものです。面接の一環だという意識でしっかりと施設見学を行い、自分に合った職場かどうか判断していきましょう。